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競争激化で自動車教習所のイメージも激変? |
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「今日は教習所か、やさしい教官ならいいなぁ」と自動車教習所に行く日は、朝から気持ちが重くなってしまった経験のある方も多いのでは。早く運転免許を取りたいという気持ちは誰しも同じなのに、指導員の態度を思うと憂鬱な気分になる。このような緊張感に苛まれながらも運転免許を取得したのはどうやら過去の話といえる。
少子化とデフレの波は、とうとうこの業界にも浸透したようで、単なる値引きは最早、当たり前で中には蟹食べ放題やエステのサービス付きといった観光ツアーと見紛うばかりのセット商品まで登場しているほど。
新入生もほっと一息、夏のレジャーシーズンに向かって、今がかきいれどきの業界事情を展望してみた。
普通自動車運転免許取得可能となる18歳人口は、平成14年度で約149万人。平成2年度が約207万人であったのと比較すると、10年強で30%近くも減少したことになる。筆者が都内の大手私立大学の生協を訪れた時も、サービスカウンターに、期間限定と銘打って1〜2万円の値引きのPOPが複数置かれていた。通学の基本コースが30万円前後の相場からすれば、これはかなりの値下げとなる。値引き競争が進む背景には、大学のある地域に住む学生数の減少がまずあげられ、大学の郊外への移転や不況で遠隔地の学生も親元から通うようになり、少なくなったパイの奪い合いが値引き競争を招いたようだ。
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合宿免許も旅行気分で? |
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「短期間で安く運転免許が取得できる」をうたい文句に定着した合宿コースにも変化が現れてる。宿舎も食事も貧弱、でも安上がりがモットーの商品も、このままでは客離れを招くとあって、様々なサービスの工夫が施されている。大部屋に大勢で雑魚寝は昔話、宿舎を新築して個室化したり、近くのホテルと提携したりと質の向上を図っているほど。中には女性専用のコテージをオープンさせたところもあり、女性顧客の一層の掘り起こしを目指している。これは、20代前半の女性をターゲットにし、転職の合間に免許をとる人が増えてきたため、リゾート風のコテージに泊まれ、食事はフルコースにサンセットクルーズやエステのおまけ付けで、旅行気分で免許を取得というわけだ。パンフレットも、「温泉も味覚も最高」など、パックツアーのそれと似たデザインを用いている。
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魅力的なサービス付きでも教習のシステムのチェックは忘れずに! |
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値引きにお得なサービス付と、いいことずくめに見えるコース設定が増えているが、問題はないのだろうか。「このまま値下げ競争が続けば教習の質に影響を与えかねない」と危惧する声もではじめている。そのため、全日本指定自動車教習所協会連合会は、昨年より公正取引委員会と連絡をとりながら公正なルールを定めた規約作りを進め、対策に乗り出している。商品の質の維持と値引き合戦、ここでもデフレ市場の波は深刻のようだ。
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