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既にご存知の読者の方も多いと思いますが、本年1月15日、財団法人行政書士試験研究センターより、平成15年度行政書士試験結果(受験者数:81,242名、合格者数:2,345名、合格率:2.89%)が公表されました。平成14年度の試験結果が、合格率19.23%(受験者数:67,040名、合格者数:12,894名)であったことを考えると、まさに驚きの数字と言えます。
それでは、なぜ、出題範囲・出題数・合否判定基準などが例年通りであったにもかかわらず、急激に合格率がダウンしたのでしょうか?
それは、次のような主題形式の変化が、大きく影響したと考えられます。
- 個数問題(正しい肢もしくは誤っている肢の個数を答えさせる問題)が大幅に増加したことにより、より正確な知識を持った受験生でなければ正解を得ることが難しくなったこと。
- 設問肢が長文化し、今まで以上に読解力・理解力が求められ、時間が足りなくなった受験生が多かったと推測されること。
- 縦割りの学習のみしかできていなかった受験生には、横断的知識を問う出題では、正解を得ることが難しかったこと。
つまり、「他の法律系資格に比べ、比較的取り組みやすいからといって油断してかかり、漫然とした対策しか行わず、中途半端な知識しか持ち合わせていなかった受験生にとっては、極めて厳しい試験になった」ことが、急激な合格率ダウンの主な要因と考えられます。今後、これ以上合格率がダウンすることは考えにくいのですが、国家資格としての権威を保つためには、一定の合格率で推移していくことが予想されます。最近の急激な受験者数の増加や合格率が乱高下している状況から、合否判定基準そのものの見直しが必要との意見もあるようですが、いずれにせよ、当面このような出題形式は踏襲されていくものと思われ、「甘く見ていると、痛い目にあう試験」であることに変わりはないと思われます。
よって、「過去問を念入りに分析したうえで、合格に必要とされる知識を、正確かつ立体的に習得すること」が、これまで以上に求められることになるでしょう。
参考)財団法人行政書士試験研究センター http://gyosei-shiken.or.jp/
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