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| 印刷・出版の専門知識を問う試験 |
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DTPとは? |
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今年も残るところあと二ヶ月となり、早くも街のあちこちで年賀状印刷の広告を見かけるようになりました。とはいえ、ここ数年は一般家庭へのコンピュータの普及により、自分で年賀状をデザインし、プリンタで印刷する人が多くなってきています。
ところが、現在では業者に年賀状を注文しても、同じようにコンピュータでデータが作られ、印刷されているケースがほとんどです。年賀状だけではありません。書籍やポスターなど、あらゆる商業印刷物の制作にコンピュータが利用されており、そのようなコンピュータを取り込んだ印刷フローは特にDTP(DeskTop Prepress)と呼ばれています。
コンピュータを使った印刷と言っても、商業印刷物の場合、データに求められる精巧さや印刷に使用する機械などが個人印刷の時とはまるで異なりますから、専門的な技術と知識が必要となります。このため、1990年代中頃から、DTPに携わる人向けの技能検定がいくつか誕生してきました。中でも社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)が主催するDTPエキスパート認証試験は、「質・量ともに最もハード」と言われている技能検定です。
DTPエキスパート認証試験は、単にDTPに必要なスキルを身につけるだけでなく、DTPによる印刷・出版に必要な作業工程全体の制作環境やコミュニケーション造りを行う、テクニカルスーパーバイザーとなり得る人材を育成することを目標にしています。このため、試験では幅広い知識が高いレベルで要求されます。
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試験の内容 |
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実際の試験は、4時間以上に及ぶ筆記試験(最大設問数720問、マークシート方式)と、14日間に渡る課題制作によって行われます。
筆記試験では、DTPを行うために必要なコンピュータ関連の知識はもちろん、印刷や製本などワークフロー全体に関する知識、著作権や商標権など出版・印刷に関係する法律の知識などが問われます。問題は内容によって5つのカテゴリに分類されており、すべてのカテゴリにおいて正解率が80%以上でないと不合格となります。
課題制作の内容と素材データは、筆記試験当日に配布されます。その後14日以内に、課題の印刷物と、その印刷物をどのような仕様で作ったかを記した「制作ガイド」を提出することとなります。
また、DTPの技術は日々進歩しており、常に新しい技術が誕生しています。このため、一度試験に合格しても「DTPエキスパート」としての認定が有効なのは2年間であり、認定期間を延ばしたければ2年ごとに更新試験を受験しなければいけません。
受験料が20,000円(税込)と決して安くないこともあり、これまで印刷・出版に関わったことのない方が受験するにはやや敷居の高い試験であることは否めません。事実、印刷・製版会社における社員教育の一環として受験する人が、受験者の大半を占めています。しかし逆に言えば、印刷・出版業界に身を置く人が、実務を通して得た知識を体系立てて整理し、さらなるスキルアップを目指したい、という時には最適の試験と言えるでしょう。
もちろん、他業界の方や一般個人でも、DTPの最新技術を一気に学べるという点で、DTPエキスパート認証試験を受ける価値は十分にあります。難しい試験ではありますが、本気で学習すれば合格も決して夢ではありません。
なにしろ、「印刷・製版」業種の受験者より、「一般企業・個人・学生」の受験者の方が、これまでの平均合格率は高いのですから。 |
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